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福岡県北在住。
未だに、70~80年代のハードロックにどっぷり。
ケロものとファミキャン中心に、九州北部近辺のキャンプ場・道の駅・SA・PA等に出没。
21st Century Schizoid Men主宰。
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Posted by naturum at

2010年09月21日

「moss」のデザイナー①~Bill Moss

先日の第4回mos'S'R九州ミーティングの際に、zono氏より貴重な資料を複数いただいた。

まず、1993年の「mossカタログ」のコピーと

このカタログに添付されていたのであろう「moss news letter 1993 vol.2」。

この2つから、いろいろな発見があったんで、自分なりの見解を…。

Bill Moss…言わずと知れたテント界の大御所。

93年のカタログには彼以外のデザイナーの設計したものには、名前が入っているが、

デザイナー名が入っていない幕体は

「StardomeⅡ」、「StardomeⅢ」、「Olympic」、「Outland」、「Starlet」、「Stargazer」、「Encore」、「12Parawing」、「19Parawing」の9つである。

彼は「テントは人が中に入ることのできる彫刻である」と言っていたそうである。

彼の言う「彫刻」とは、「人の手によって作られるもの」と考えて良いであろう。

だから、その「人工物」である「彫刻」を自然の中に置いたとき、あるいは、その中に入って過ごすとき、

自然に溶け込ませようと、また、気持ちが落ち着けるように、色彩にも腐心したように思われる。

トリムの色は年代によって、黒であったり、バーガンディであったり、赤であったりするが、

ベースはあの「ベージュ」(人によっては「タン」)。

ただし、その人工物を建築物として際立たせるときには、その配慮は一切無視する。

「シドニー」がそうである。オーストラリア・シドニーの世界遺産「オペラハウス」に

触発されて作ったそうだが、自然の中に置くには、あまりにも無理なフォルム。

しかも幕体の色のベースは空色。

明らかに、どこにあったとしても周りに溶け込むことができない!

ある意味、「ランドマーク」として作られたのであろう。

彼、Bill Mossは、テントを自然の中に、いかに融合させるか、

逆に、いかに際立たせるかを常に考えていたデザイナーであると言える。  


Posted by 宣教師 at 18:20Comments(4)moss